65歳からのクルマの相談会 2024年5月
高齢者講習をご存知ですか?
70歳以上のドライバーが免許を更新する場合に必要な講習です。
- 70歳以上のドライバーは「高齢者講習」を受講しないと運転免許更新ができない。
- 75歳以上のドライバーは、高齢者講習に先立って、記憶力や判断力を測定する「認知機能検査」を行う。
- 75歳以上のドライバーのうち、運転技能検査の対象者はこの検査に合格しないと免許更新ができない。
人は年齢とともに記憶力や判断力が低下します。肉体的にも体力や視力が衰え、若いときと同じではいられません。そうした心身の変化を理解し、変化に応じた運転を心がけることが安全を守るために大切です。そこで、70歳以上の運転免許取得者に対し、免許証を更新する前に「高齢者講習」を受講することが1998年から義務化されました。受講しないと免許証の更新はできません。さらに2017年に高齢者講習制度が改正され、75歳以上のドライバーの「認知機能検査」が強化されました。さらに、2022年には75歳以上の一定の該当者に「運転技能検査」が課されることになりました。
受講が必要とされる方には、「高齢者講習のお知らせ」のハガキが届きます。ハガキが届いた日から更新手続きを行うまでの間に、ハガキに記載されている指定自動車教習所などに電話やインターネットで受講の予約を行ってください。講習の所要時間はおよそ2時間で、内容は座学、運転適性検査、運転講習などで構成されています。実際にクルマを運転する運転講習は、運転技能について認識や理解を深め、安全運転に生かすために行われます。高齢者講習の費用は6,450円(講習手数料のみ。別途更新時に更新手数料2,500円が必要)です。